横型含浸乾燥機
非接触フローティング式
横型含浸乾燥機は乾燥炉を水平方向に配置した含浸装置です。
乾燥炉はフローティング式を採用しており含浸した基材を
非接触で数十メートルも搬送しながら乾燥させることができます。

Point 01
卓越した
フローティング性能
横型乾燥機に採用している特殊ノズルは高いフローティング性能を発揮します。
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1基材をサポートする力が強く基材端の振動が抑えられるため安定したフローティング状態となります。
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2ノズル幅方向に均一な風速を得られます。
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3比較的張力を低く抑えられ、大風量もこなせるため厚手から薄手まで幅広い基材を使用できます。
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4基材の張力変動に対してもフローティング部で変動を吸収する事ができます。
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5風圧で基材をサポートする面積が広いため、重量がある基材もフローティング搬送する事ができます。

Point 02
フレキシビリティの高い
含浸装置
厚手から薄手まで幅広く含浸塗工される場合は下処理用のプレ含浸装置をお勧めいたします。厚手の基材ではプレ含浸で下処理をする事により樹脂をより内部まで均一に含浸することができます。さらに多様な品種に対応すべく各部には調整機構を設けており、塗工条件を最適化できるフレキシビリティの高い装置となっています。
多様な業界で活躍する一段含浸乾燥機
一段含浸乾燥機は様々な業界で使用されてきたスタンダート仕様です。基材幅は1400㎜未満で、含浸と乾燥の工程を一回行う一般的な生産方法となります。小規模設備から大規模設備までお客様の仕様に合わせてご提案させていただきます。
仕様一例
| 塗工方式 | 含浸 |
| ローラー面長 | 1500(mm) |
| 基材 | 紙/不織布 |
| 基材幅 | 960~1260(mm) |
| 乾燥機有効高さ | 45(m)(4.5m×10室) |
| 炉内温度 | 120~200(℃) |
| 加熱方式 | 熱風循環 |
| 搬送速度(最大) | 70(m/min) |
| 搬送方式 | ロールtoロール フローティング(炉内) |
主要ユニット
| 巻出装置 |
| スプライスプレス |
| アキュームレーター |
| 含浸装置 |
| 乾燥装置 |
| 冷却装置 |
| 搬送装置(ローラー、EPC等) |
| 巻取装置 |
生産性に特化した広幅二段含浸乾燥機
広幅二段含浸乾燥機は生産性に特化した大量生産機です。設備全体の規模もかなり大きくなります。広幅の基材(2100㎜幅)を使用する事で生産性も幅に比例して高くなります。二段含浸機は含浸と乾燥の工程を二回繰り返す構成になります。乾燥機の有効長さは全体で長くなりますが含浸が促進されて厚手の基材でも良品を生産することができます。
仕様一例
| 塗工方式 | 含浸 |
| ローラー面長 | 2300(mm) |
| 基材 | 紙/不織布 |
| 基材幅 | 2100(mm) |
| 乾燥機有効高さ | 60(m)(6m×10室) |
| 炉内温度 | 120~200(℃) |
| 加熱方式 | 熱風循環 |
| 搬送速度(最大) | 70(m/min) |
| 搬送方式 | ロールtoロール フローティング(炉内) |
主要ユニット
| 巻出装置 |
| スプライスプレス |
| アキュームレーター |
| 含浸装置 |
| 乾燥装置 |
| 冷却装置 |
| 搬送装置(ローラー、EPC等) |
| 巻取装置 |
直燃式脱臭装置による熱風回収システム
当社では横型含浸乾燥機をご計画される際に直燃式脱臭装置による熱風回収システムをセットでお勧めしています。熱風回収システム直燃式脱臭装置で熱分解された排ガスとフレッシュエアーを熱交換して熱風を作り横型含浸乾燥機へ供給するシステムです。通常は大気へ放出する排ガスの熱を再利用することで大きなメリットがあります。
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コスト削減
横型含浸乾燥機の熱源設備を別途購入する必要が無くなる事によるコスト削減メリット。
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環境への負担低減
直燃式脱臭装置の排ガス温度を下げる事で環境への負荷を低減。
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エネルギーを有効活用
互いの設備を相互利用してエネルギーを効率的に活用。
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余った熱は再利用可能
さらに余った熱は温水や蒸気として回収して事業所内で再利用可能。
お気軽に当社へご相談下さい。設備のプレゼンテーションをいたします。
